クリエイティブパートナーの就任について
(公財)宮崎県立芸術劇場では、立山ひろみ演劇ディレクターの後任として、令和8年10月1日よりクリエイティブパートナーに白神ももこ氏が就任いたしました。
なお、立山ひろみ演劇ディレクターは令和9年3月31日をもって退任する予定です。
宮崎県立芸術劇場では立山ひろみ演劇ディレクターのもと、広く県民の皆さまに演劇・ダンスをはじめとした舞台芸術やアートに親しんでいただけるよう、多彩な公演事業や講座企画を展開してまいりました。
このたびの白神ももこ氏の就任に伴い、県民の皆さまと一緒に感動や喜びを分かち合いながら、より多様な舞台表現や企画にも挑戦し、地域の文化振興の拠点としての歩みを進めるべく、役職名称を「演劇ディレクター」から「クリエイティブパートナー」に変更いたしました。
今後も県民の皆さまにとって親しみやすく、開かれた劇場として、白神ももこ氏と共にさまざまな取り組みを展開してまいります。
クリエイティブパートナーの就任に伴いまして、白神ももこ氏からのメッセージを掲載いたします。
ぜひご覧ください。
■白神ももこメッセージ クリエイティブパートナー就任にあたって
みなさま、はじめまして。
白神ももこと申します。私は、ダンスの振付や演出をしています。と、言ってもどんなことをしているのかが伝わりづらいのですが、一見無意味と感じることや生活の中でのささやかなアイデア、人の個性や味わいの部分が大好きで、そういったものに光を当てた作品を作っています。
私が最初に宮崎県を訪れたのは、2015年に埼玉県にある富士見市民文化会館キラリふじみというホールで制作した『絵のない絵本』というダンス作品を、当時の演劇ディレクターであった永山智行さんが呼んでくださったのがきっかけでした。ありがたいことに、それをきっかけに宮崎県で活躍するアーティストとの交流が少しずつですが継続的に始まったり、立山ひろみさんにお声がけいただき都城市で都城市総合文化ホールさんと一緒に『あつまっど!みやこんじょ あたいどんが祭り』という企画をやるなど、度々宮崎県と関わる機会をいただきました。その度に地域での文化活動や地域に残る民俗芸能の多様さや豪快な面白さ、自然の豊かさに触れて参りました。
このように少しずつですが何かとご縁のあるこの宮崎県で、また新たにこの宮崎県立芸術劇場で「クリエイティブパートナー」として関わらせていただけることを大変嬉しく思っております。
劇場は、「発」がとてもあります。誰かの「面白い!」を発見したり、自分の「楽しい!」を発明したり、誰かの小さな発想をたくさんの人たちの能力を合わせて実現して発表したり。そして自分の言葉や表現方法で自由に物事を発し、そこにいる人たちと共有する時間を過ごすことで、私たち人間がこれからどう生きていったら良いか?を考えたりするきっかけとなる場所になれば良いと思っています。
既に宮崎県には劇場だけにとどまらず、その「発」の気風が根付いていて、さまざまなことを発想し、発信し、継続している方々が沢山いらっしゃいます。歴代のディレクターの方々が耕してきた文化の土壌と地域の大切な資源を活かしながら、皆さんと一緒にできるだけ楽しい、未来に繋がる種を次の時代を生きる人々のために蒔いていけたらと思っております。
これからさまざまな場所で皆さまにお会いできることをとても楽しみにしております。
どうぞよろしくお願いします。
白神ももこ

白神ももこ(しらが・ももこ) [振付家・演出家・ダンサー]
ダンス・パフォーマンス的グループ「モモンガ・コンプレックス」主宰。
全作品の構成・振付・演出を担当。無意味・無駄を積極的に取り入れユニークな空間を醸し出す作風を特徴とし、フェスティバル/トーキョー20にてミュージカル的ダンス・パフォーマンス『わたしたちは、そろっている。』構成・演出、デフ・パペットシアター・ひとみ『百物語』(原作:杉浦日向子)の作・演出などジャンルを越えて活動。宮崎県との関わりとしては、2023年度の宮崎県立芸術劇場×都城市総合文化ホールMJ共同企画『あつまっど!みやこんじょ あたいどんが祭り』(会場:都城市総合文化ホール中ホール「あさぎり」)の全体構成・演出を担当した。
2017—2018年度セゾン文化財団ジュニアフェロー
2019年~2024年埼玉県富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ芸術監督
四国学院大学、桜美林大学非常勤講師
