’22みやざきの舞台芸術シリーズⅡ 劇団いかがなものか『喫煙室2023』
※2022年度後期年間ラインナップに記載の内容から、公演日時が一部変更になりました。
内容
出演者
山田キヌヲ(ノックアウト)
蛯原達朗(劇団SPC)、真部法人(劇団SPC)
伊藤海(劇団FLAG)、村田遼太郎(劇団いかがなものか)
■スタッフ
作・演出:段 正一郎
照明:野田友子(あすか) 音響:安井速人(イングルサイド)、藤井寛史(劇団いかがなものか)
舞台美術:濵沙杲宏(劇団こふく劇場) 宣伝美術:村田みさき(劇団いかがなものか)
舞台監督:土屋宏之(ユニークブレーン) 制作:劇団いかがなものか
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◆ごあいさつ
私が教員だったころ、学校には喫煙室というものが存在した。それは、職員室でもタバコを吸えた時代から敷地内禁煙に至るまでの過渡期に、数年間だけ存在を許された場所だった。たぶん、今はもうない。喫煙というそれまでの日常的な行為を突然迫害されて、身の置き所がなくなった隠れキリシタンのような悲哀、と言ったものを私はそこに感じた。
私はタバコを吸わない。だから、副流煙の迷惑は知っていても、喫煙者の受難については経験がない。でも喫煙室にはとても興味があった。そこではどんなことが行われていたのだろう。もちろん、喫煙以外のなにものでもないのだろうが、牢名主みたいなのがいて、独特の掟があったのかもしれない。少しの背徳の香りを漂わせながら、喫煙者たちが誘い合わせて堕落への道を突き進むように喫煙室に向かう姿は、なんだか羨ましくもあった。
もちろん、分煙の流れが進むことは、世の中的には好ましいことだ。いっそタバコなんかなくなればいいのに、と思っている人も多いのだろう。一方で、私は世の中がきれいになりすぎることに、少し居心地の悪さを感じたりする。いや、たしかにタバコの煙は迷惑だけれど、敷地から完全に追い出すのはちょっとやりすきじゃないかなあ、なんて思うのである。
そんな時代は、案外生きにくいことにならないかなあ、なんて心配をするのである。
さて、今回の公演は、二年前に清武町の河野酒店2階で初演した劇の再演になる。劇団員の村田みさきが事情で出演できなくなり、映画やテレビで活躍する宮崎出身の俳優山田キヌヲさんに忙しいスケジュールをやりくりしてもらって、お迎えすることができた。あらたに改変した内容と共に、楽しんでいただけたらと思う。
劇団いかがなものか 主宰 段正一郎
チケット料金
<全席自由・日時指定>
一般 2,500円
高校生以下 1,500円
※就学前のお子様の入場はご遠慮ください。
※高校生以下は、年齢の確認できる身分証の提示をお願いする場合がございます。
※当日券が出る場合は500円増し。
※車椅子・介助席は、劇団窓口でのお取り扱いとなります。
発売日
11月13日(日)より販売開始
チケット予約・購入
〇メディキット県民文化センターチケットセンター
【窓口・電話】0985-28-7766 ※午前10時~午後6時30分/月曜休館
(月曜日が祝日の場合は翌平日休館)
〇劇団いかがなものか
【電話】090-1163-3405
【Mail】ikageki2020@gmail.com
〇宮崎キネマ館 宮崎市高千穂町1丁目178 カリーノTRUNK
〇merry gate(メリーゲート) 宮崎市船塚2丁目67番地
主催・お問い合わせ先
主催:劇団いかがなものか、公益財団法人宮崎県立芸術劇場
[お問い合わせ先]
劇団いかがなものか