ギリシャ悲劇に欠かせないコロス

公演にまつわること

“コロス”ってご存じですか?
英語のコーラスの元となった言葉で、古代ギリシャ劇に出てくる合唱隊の人たちを指します。

古代ギリシャ劇では、登場人物を演じる主要な役者が3名であるのに対し、コロスは10人以上。
ちなみに、この主要な役者3名というのは、『アンティゴネ』の作者ソフォクレスが取り入れた革新的なシステムだったようです(それまでは2人、さらにその前は1人だったそう)。

コロスはただ歌を歌うだけではなく、踊ったり、劇中でお客さんに説明をしたり、民衆の代弁者としてセリフを発したり、登場人物と会話したりもします。

『アンティゴネ』では、舞台となるテーバイ(都市国家のひとつ)の長老たちとして登場します。

 

さて、この楽器の数々。出演者の中島佳江子さんと香川直美さんが、たくさん持ってきてくれたもの。

 

今日はコロスの人々が、この楽器の数々を手に稽古!楽器がどのように使われ、どんな効果を生み出すか……どうぞお楽しみに!

◼︎今日の一コマ

▲実験的に横になりながらコントラバスを弾く坂元陽太さん。

『きっとアンティゴネ』の詳細はこちら

この記事を書いた人

Tatsuro Aoyagi(あおやぎ・たつろう)
辰年、大晦日生まれ、やぎ座、三男、2児の父です。東京生まれ東京育ちで、紆余曲折あり宮崎生活7年目。東京生まれ東京育ちと言うと、信じてもらえません。

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