大萩康司さん25周年。ついに「TRES」宮崎初公演!
宮崎県小林市出身のギタリスト・大萩康司さんが、今年デビュー25周年を迎えられました。国内外の第一線で活躍しつづけながら、これまで宮崎でもたくさんの方々に音楽の魅力を届けてこられた大萩さん。
劇場としても、この節目の年に“大萩さんの今”をお届けしたい…そんな思いから、いま大萩さんが力を注いでいるユニット「TRES(トレス)」の公演を企画しました。

オファーをお伝えした際に大萩さんからいただいたメールには、こんなメッセージがありました。
「TRESは、三者三様のバックボーンを持つ3人が、ひとつのコンサートを作り上げるということ自体が特別なことでした。最初は銀座・ヤマハホールで始まった企画でしたが、回を重ねるごとに演奏者も聴衆も熱を帯び、2024年から少しずつ演奏の場を広げています。お互いを尊重しながら一曲ずつ作り上げていく時間は、本当に楽しく、聴いてくださる方々にも“聴いたことのない音楽”として新鮮に感じていただけているようです。」

この言葉からも、「TRES」への思いの深さや、今大切にしている活動の姿が伝わってきます。
11月下旬発行の劇場広報誌では、「TRES」の魅力についてさらに詳しく伺ったインタビュー記事を掲載していますので、ぜひこちらも併せてご覧ください。
ここでは、誌面に入りきらなかったコメントを少しだけご紹介します。
25周年を迎えたいま、あらためて“ギターという楽器の魅力”について伺いました。
「ギターだからこそ、ジャンルを超えてTRESのようなユニットができるのだと思います。それぞれが長年積み重ねてきた“心・技・体”があるからこそ、相手の音を聴ける余裕が生まれる。自分ひとりで歩んできた道ではないと感じていますし、これからも感謝の気持ちを忘れず、出会う一人ひとりとの時間を大切に、ギターという代弁者を通じて音楽を届けていけたらと思っています。」
このコメントを読んだとき、大萩さんの“音楽にまっすぐ向き合う姿勢”と“人とのつながりを大切にされていること”が、すっと伝わってきました。
共演者と自然に音を重ねられる温かさや器の大きさが、そのまま大萩さんの音楽の魅力になっているように感じます。

フラメンコ・ギターの沖仁さん、ジャズ・ギターの小沼ようすけさん、そしてクラシック・ギターの大萩康司さん。
異なるジャンルを極めた3人が交わることで生まれる“音の化学反応”――それこそが「TRES」の醍醐味です。
3人のトップアーティストが織りなす、特別な音の時間を、ぜひ劇場で味わっていただけたら嬉しいです。
みなさまのご来場を心よりお待ちしております。
●TRES(トレス)公演の詳細は>>こちら
