子どもたちのチカラ!

夏休み、子どもたちの明るさと力を改めて感じました。

 

8月8日(土)の「みやざきKAGURAフェステイバル」。神楽の2028年のユネスコ無形文化遺産登録をめざして、去年に続いて今年も演劇ホールで開催されました。

国指定重要無形民俗文化財の宮崎の諸塚神楽、長野県天竜村の神楽など4つの神楽が披露され、このうち前半は、宮崎の子どもたちによる神楽が披露されました。椎葉村の尾前子ども会による“椎葉神楽(尾前神楽)”、宮崎市の小松里神楽保存会による“小松里神楽”です。

椎葉神楽では小学生が柔らかに美しく舞い、小松里神楽では中学高校生が、剣を激しく回したり体を回転させたりする、アクロバティクな演技も披露しました。

更に盛り上がったのは、上演後のトーク。

神楽を始めたきっかけやその魅力、練習の厳しさ楽しさ、今後も続けていきたいかなど、司会者の質問に元気に受け答えし、時には会場の笑いも誘って、大勢の観客を沸かせました。集落によっては、人口が減っているところも多いですが、大人たちの努力も相まって、子どもたちに貴重な伝統が受け継がれています。

 

8月9日(日)は宮崎県合唱コンクール、6日と7日には、NHK全国学校音楽コンクール(Nコン)の県大会が、アイザックスターンホールで開かれました。二つの合唱コンクールで、子どもたちは美しい歌声とハツラツとした姿を披露しました。

特に印象に残ったのは、9日の合唱コンクールで、歌が終わって審査結果が出るまでの時間。待ち時間を少しでも楽しんでもらおう、そして自分たちも楽しもうと、小中高校生が学校ごとに交代でステージに上がり歌を披露します。コンクール本場の課題曲や自由曲と違って、日頃から楽しんで歌っている曲をポップスも含めて合唱し、歌い終わると次の学校を指名して、交代で舞台に。

ステージから遠い客席に陣取っていた学校は、その場で立って歌うところも。会場が一体となった、自然発生的な歌のリレー。歌を愛する想い、客席も一緒に楽しんでもらおうという想いが、伝わっていく瞬間でした。

神楽と合唱。子どもたちの、伝統や音楽のバトンをつないでいく姿を、頼もしく感じました。

 

※九州合唱コンクールは、今年9月11日から13日にかけて、宮崎県立芸術劇場のアイザックスターンホールで開催されます。九州吹奏楽コンクールの大学と職場一般の部も、8月29(土)30(日)当劇場開催です。

この記事を書いた人

松坂千尋(まつざか ちひろ)
1957年宮崎県延岡市生まれ。小学校から高校まで、宮崎市、日南市、東郷町(現日向市)在住。
2024年6月末から宮崎県立芸術劇場の理事長兼館長。

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