国富町立八代中学校(国富町)に訪問しました
【令和5年度 音楽アウトリーチ事業 活動レポート】
劇場の「外」に出掛けて音楽をお届けする音楽アウトリーチ公演。
10月25日(水)は国富町にある「国富町立 八代中学校」に訪問しました。演奏をお届けしたのは、ピアニストの佐貫冴美さんです。
それでは、佐貫さんによるレポートをお届けします♪
国富町の「八代中学校」へ伺いました。体育館のステージでのアウトリーチコンサートです。
今回の1曲目は、モーツァルトの「ピアノ・ソナタ k.545 第1楽章」。前半は、どこかで聴いたことのある曲と体験を中心に、後半はじっくりと音楽を鑑賞するプログラムを準備しました。
体験は、『ステージに登って演奏中のピアノを近くで見る、触る、響板に触れてみる』という内容でした。コンサートホールでの演奏中にはできない経験ですので、是非体験してほしいなと思って企画しました。おしゃべりもOKにして、「おぉ!」「指が速い!」「動いてる!」など自由に感想を言い合いながら体験していただきました。
後半は、ラフマニノフ、久石譲、メンデルスゾーンの作品を演奏しました。一見、バラバラのプログラムですが、「ジャンルを超えて色々な音楽に出会ってほしい。今日のコンサートがクラシック音楽も聴いてみようかなと思うきっかけになると嬉しい。」という私の想いを話しながら進行しました。とても集中して音楽に耳を傾けてくださって、最後は合唱曲「Let’s search for tomorrow」を共演し、全8曲のプログラムは終演。生徒の皆さんと一緒に音楽を感じることで、私にとっても実り多き秋のコンサートとなりました。
「八代中学校」の生徒の皆さん、先生方、ありがとうございました。
(ピアノ:佐貫 冴美)