想像できる余白は楽しいという話
間取り図を見るのはお好きですか?
「面白い 間取り」なんて検索をするとたくさんのページが出てきます。
検索結果の数をみながら一定数存在するであろう間取り好きに私はにやにやしながら勝手に仲間意識を持ったりしています。
間取り図を見て、物件写真を見て、家具の配置や生活導線を妄想するのは結構楽しいです。
それをエンタメにしてしまった「物件ファン」というポータルサイトがあるのですが、とても楽しい読みものなのでお時間ある時はぜひ。
さて、今回は変わり種として住宅ではなく、舞台装置での妄想も面白いのよとお勧めしてみたく思います。
舞台装置などの舞台美術の資料は、これもまたデザイン画や図面を見て舞台写真を見て、実際の舞台を想像してみたり、不思議な装置がどんな素材でどんな構造なのかのメモを見て納得してみたりと、真っ当な見方ではないのかもしれませんがそれ自体が面白くて夢中になってしまいます。
不動産物件情報と違ってなかなか見る機会のない舞台美術の資料ですが、EPAD(イーパッド)ポータルサイトの「びじゅつ」コンテンツは、アクセスのしやすさや他のコンテンツの楽しさも相まって、ついつい長時間見入ってしまいがちです。
ここでは舞台装置や衣装といった13人の美術家の作品が美術家ごとに公開されています。
美術家の作品をきっかけに戯曲や書評を探して読んでいくのも映像とは違うアーカイブの楽しみかもしれません。
眺めるだけで面白いので、ぜひ!見て!ください!
上記が少し偏った楽しみ方なのは実は私もうっすらと把握しているので、もっと親しみやすいコンテンツもご紹介します。
舞台作品の映像をYouTubeでお楽しみいただけます。
STAGE BEYOND BORDERS(国際交流基金)
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/
どんな企画なのかは説明の一部をそのまま引用します。
「STAGE BEYOND BORDERS -Selection of Japanese Performances- 」は、日本の優れた舞台作品を、国境を越えて、多言語で発信することで、舞台芸術に親しむ全ての人への希望となることを期待して企画しました。
https://www.jpf.go.jp/j/project/culture/perform/online/より引用
私は本屋さんや図書館の特集棚が大好きなのですが、本棚を眺めて本を選ぶように、ページをスクロールしてみて目に留まったものを見てみる気楽さは、気になっていたけれど、の「けれど」の解決にちょうど良いかもしれません。
ちなみに私も視聴したことのない作品ばかりなので、劇場にいらした時、窓口に丸眼鏡をしている人間がいたら面白かったものをお勧めしてもらえると大変喜びます。
※2023年3月に配信が終了するものもあるので配信終了日は要確認です。
共有するのはさらに楽しくていいなあというところで終わります。
この記事を書いた人
ななめ田(ななめだ)
趣味は工程数の多い料理に挑戦しては失敗すること。