『きっとアンティゴネ』稽古スタート!

公演にまつわること

宮崎県立芸術劇場がプロデュースする「新 かぼちゃといもがら物語」シリーズ、通称「かぼいも」。今年は番外編として、一般公募のオーディションにより選ばれた参加者たちとともに、ギリシャ悲劇の名作『アンティゴネ』を原作にした作品をつくります!

 

いよいよ迎えた稽古初日。冒頭、上演台本・演出を務める立山ひろみ演劇ディレクターは、「かぼいも」のこれまでに触れつつ、今回番外編として『アンティゴネ』を扱うことになったことについて、「古代から愛され続けているこの作品の持つ普遍性を、(オーディションで選ばれた)このメンバーでやりたい」と思いを語りました。

 

今回の出演者は、宮崎県内の俳優だけでなく、宮崎出身で東京を拠点に活動する俳優や、九州の他県からの俳優の計10名。自己紹介をしながら、久しぶりの共演を喜びあう様子もあれば、数十年前にある作品で一緒に関わっていたことに気付き驚き合う俳優、東京で別の舞台作品の打ち上げで知り合った仲など、不思議な縁を楽しく話し合う姿も。

▲宮崎南高等学校の同窓生4人組!(左から梢栄さん、中野さん、河内さん、ウチハジメさん)
▲実は同じ大学出身のお2人!(左から坂元さん、梢栄さん)

自己紹介の後、行われたのは読み合わせ。
シーンの数々を声に出して読みながら、シーンごとの登場人物の関係性やスピード感など、上演に向けてイメージをすり合わせていきます。また、古代ギリシャ時代の作品なので登場人物の名前もそうですが、セリフの中に出てくる神様の名前をはじめとした、現代のわれわれには耳馴染みのない言葉の数々。ひとつひとつのセリフが、お客さんに伝わるかどうかも検証しながら、読み進めていきました。

 

出演者の皆さんの口からセリフを聞いていると、これからどんな作品ができあがっていくのか、期待感で胸がふくらみます!

『きっとアンティゴネ』の詳細はこちら

この記事を書いた人

Tatsuro Aoyagi(あおやぎ・たつろう)
辰年、大晦日生まれ、やぎ座、三男、2児の父です。東京生まれ東京育ちで、紆余曲折あり宮崎生活7年目。東京生まれ東京育ちと言うと、信じてもらえません。

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