秋たけなわ
お祭り、イベント、スポーツ、公演、目白押しの秋です。
10月31日と11月1日は神武さん(宮崎神宮大祭)。劇場近くの宮崎神宮をスタートし、橘通りなどを通って大淀御旅所までを2日で往復します。稚児行列やミスシャンシャン馬なども、沿道の人たちを楽しませました。今年は両日とも天気に恵まれ、訪れた人たちが多いように感じました。



11月3日の文化の日にはJRA宮崎育成牧場で、「馬に親しむ日」が行われました。宮崎神宮でも春に行われている流鏑馬(やぶさめ)、体験乗馬、ホースショーなどが行われ、こちらも大勢の人が詰めかけました。



今年は午年(うまどし)。
これにちなんで当劇場でも宮崎育成牧場の協力も得て、11月22日(日)に「午年影絵」公演を行います。影絵師、川村亘平斎(かわむら・こうへいさい)さんが創り出す、少女と仔馬を主人公にした影絵と音楽が描き出す、ユニークで幻想的な公演です。
■プロジェクト午 川村亘平斎の影絵と音楽 午年影絵『春と田畑は風を追う』公演ページはコチラ>>>
幻想的と言えば、先月10月10日(土)に延岡市の城山で薪能が行われました。
内藤家に伝わる能面を使った、全国的にも例のない薪能。1997年に始まり、29回目の今年は3年振りに屋外で開催されました。上演前にパラついていた雨も上がり、延岡城の石垣にかがり火などでライトアップされた舞台が浮かび上がります。能楽師の片山九郎右衛門さんや狂言師の野村萬斎さんなどによる円熟の演技に、地元の子どもたちの熱演も加わって、幽玄な時間が過ぎていきました。


この薪能、「NPO法人のべおか天下一市民交流機構」が主体になり、多くの市民の協力で続いてきましたが、メンバーの高齢化や準備運営の大変さもあって、NPOは今年で主催を退くということです。市などが今後について協議していますが、全国に例のない幽玄な文化を、何らかの形で続けていって欲しいと強く願います。
この記事を書いた人
松坂千尋(まつざか ちひろ)
2024年6月末から宮崎県立芸術劇場の理事長兼館長。


